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アメリカ分析機構Hitwiseが発表した報告によると、2012年12月中国検索市場における百度の
訪問シェアは65.7%で、9月より7.7ポイント上昇しました。360検索”は第二位で訪問シェアは8.7%、9月から0.7ポイント下げました。Google香港の訪問シェアは大幅に下がっています。
360検索は去年8月に開始してから急速にシェアを伸ばしました。その後すぐに下がり、その他の検索エンジンシェアが向上しています。360綜合検索は百度の検索結果スナップショットを抽出して
おりこれは「規則違反」だと指摘されました。抽出を止めた結果360検索の品質は下がりました。
また一方で360検索の累積データーによる作用は次第に減っています。
2012年12月中国検索エンジン市場シェア (出展:Hitwise)
360の董事長 周鸿祎さんは早くから以下のように考えていました。公開すれば360へ訪問する
ルートは沢山あります。でもルートがあるだけでは足りません。ユーザーは毎日検索しますから、
もし検索体験がよくなければユーザーは立ち去ります。
そこで360は検索連盟として、たくさんの垂直検索を参加させて、ユーザーに多くのサービスを
提供します。
360は去年の8月に開始して以来、画像検索、音楽検索等のサービスを出しました。最近では、
地図検索、ソフト検索、携帯用検索等の機能を追加しています。
360は新しい機能を絶えず間なく提供し完成形へと向かいます。
一部の大きい垂直細分分野は、全体の検索エンジンシステムの有効的な構成部分です。
360はユーザーの利便性を維持するように、この垂直分野検索に入らなければなりません。
sogouCEOの王小川さんは、「結局360検索は長期的に考えているのは商業化である。
検索品質とユーザー体験を最適化するのも大切だ。」と指摘しています。
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360が百度の検索ページスナップショットを取っていたというのは少し驚きました。
もちろん検索キーワードによると思いますが、百度より満足できる結果を体験しているからです。
百度の絶対的なシェアのもと、後発の検索エンジンが打つ手として、垂直検索に力を入れるというのも非常に納得できます。
特定技術分野で、百度の検索に満足していないユーザが非常に多い事は周知の事実ですし、体験されている人も多いと思います。
他の検索エンジンがシェアを伸ばせば、百度も少しは襟を正して、ユーザに有益な
情報を提供する事に、もっと力を入れてくれるようになることを期待したい。